【フランス軍】M47パンツ(前期型)購入!サイズ感をご紹介します。

古着

この記事はこんな人におすすめです

  • M47パンツの前期タイプと後期タイプの違いが知りたい
  • M47パンツのサイズ表記とサイズ感が知りたい

前から気になっていたフランス軍のミリタリーパンツ(M47)を探しに探し回ってようやく見つけたので、気になるサイズ感を紹介していきます

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M47カーゴパンツとは?

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M47パンツは、1947年から1960年代までフランス軍で採用されていたミリタリーパンツです。フランス軍で1947年に生まれたパンツなので、M47というモデル名が付いています。

世界には様々なミリタリーパンツが存在しますが、このフランス軍のM47パンツは極太シルエットですが履くと現代でも通じる美しいシルエットでサイドのポケットや裾のストラップなど細かなディテールなどが高く評価されています。

あのアントワープの6人の1人「マルタン・マルジェラ」は「服の再構築」をデザインに込める事が得意なデザイナーで、1990年代のファッション業界に多大な影響を与えてきました。そんなマルタン・マルジェラは1998年AWのアーティザナルラインで、M47パンツを裏返しにしたパンツを披露しました。

そんな90年代を代表するデザイナー「マルタン・マルジェラ」のデザインソースにもなった事もあり、M47パンツは多くの方から高い評価を得ているミリタリーパンツです。

マルタン・マルジェラのパンツを見たい方はこちらの動画の「6分55秒~」に登場しているので気になる方は覗いてみてください。


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購入したM47パンツ

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こちらがフランス軍の名作パンツのM47です。ミリタリーパンツはカーキ色のイメージがありますが、こちらのパンツは黄色みがかったオリーブ色になっています。何とも言えない哀愁が漂っています。

スペック

【モデル】FRENCH ARMY M-47 TROUSERS 前期モデル

【年式】1954年

【状態】デッドストック

【サイズ】表記43(裾はリサイズ済で実寸23)

 

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1954年に生産された、M47パンツ。こちらのアイテムはヴィンテージ好きならテンションが上がる「デッドストック」のものになります。

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デッドストックとは?

「デッドストック(dead stock)」と辞書で引くと「売れ残った商品」や「不良在庫」という意味を指します。

しかしヴィンテージ界隈ではこのデッドストックのことを、

「誰にも使用されず新品の状態のまま眠っていたモノ」

という意味で使われています。

なのでデッドストックのアイテムは、通常のヴィンテージ品と比べて希少性が高い事から高値で取引されたりします。

前期と後期の違いとは?

M47パンツには大きく分けて前期・後期の2種類に分かれています。1947年から1950年代に生産されたものを「前期タイプ」、1950年代後半から1960年代にかけて生産されたものを「後期タイプ」と一般的に言います。

「前期タイプ」と「後期タイプ」の違いや見分け方を説明していこうと思います。

ボタンの数

  • 前期モデルは2つ
  • 後期モデルは1つ
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前期モデル

生地

  • 前期モデルは、コットンの「ツイル生地(綾織)」
  • 後期モデルは、コットンの「ヘリンボーン生地(杉綾織)」
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前期モデル「ツイル生地」

シルエット

  • 前期タイプは極太ストレートシルエット
  • 後期タイプは極太テーパードシルエット

サイズ表記について

M47パンツのサイズ表記やタグを見ると「35」や「43」など二桁の数字でサイズを表しています。

手前の数字がレングス、後ろの数字がウエストと言った感じです。

例えばサイズ”35″の場合はレングスが「3」、ウエストが「5」と言う事になります。作られた年代や作った工場などによって個体差があるので、購入する際は試着をするか実寸を確認するといいと思います。

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私は”43”サイズのM47ですが、レングスが非常に長かったのでお直し屋で短くしてもらい、実寸は”23”サイズ相当に直しております。

裾を短くしてもらう際に、裾のストラップも同じように移植 してもらっています。

ウエストのサイズ感は?

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ウエストサイズ”3”では平置きで41cmです。ウエストは82cmという事になります。

丈は直しで短くすることができますが、ウエストの直しはシルエットなどに影響がでるのでお直しはおすすめしません。よってウエストのサイズ感は非常にシビアです。

実際に履いてみた感想

デッドストックの物なので、縮む事を想定しウエストは少し大きめを選びました。普段スーツのスラックスは79cmを履いている私が履いたところ、少しウエストにゆとりがありちょうどよいサイズ感です。1~2cm縮んでもきつくならなそうです。

股上が非常に深いので腰で穿くというよりは、少し上げてお腹で履くというイメージを持たれたほうがいいと思います。

全体的なサイズ感は?

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身長170cm、体重59kg日本人の標準体型である私が穿いてみました。

裾は長いので2回折って履いています。裾を9分丈くらいに裾上げして穿かれる方もいますが、私はロールアップして足元にボリュームを持たせた着こなしをしようと思っているので裾は長めにしています。

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まとめ

最近古着界隈で人気のM47パンツを購入したので、サイズ感などを紹介していきました。これからの季節は、Tシャツ1枚などシンプルになりがちなコーデが多くなると思いますが、アク強めななM47パンツでコーデにアクセントを加える事ができるので、重宝しそうです。(笑)

M47パンツのデッドストックの物は洗濯と乾燥で結構縮むと言われています。70年以上も前のアイテムなので生地にもほこりや雑菌などが繁殖している可能性があるので、洗濯と乾燥機をしっかり行い多少縮ませてから本格的に穿き込もうと思います。

今回紹介したM47パンツを古着で探すと値段が高く自分に合ったサイズが見つからない場合は、当時のディテールを忠実に復刻したパンツなどもおすすめです。

この記事を書いた人
ちゃんべー

デニム・革靴・革小物など経年変化するアイテムの紹介に特化したファッションブログ「経年変化を嗜む」を運営する、北関東在住の30代会社員です。
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