2021年の9月に英国の革製品ブランド「WHITEHOUSE COX」を購入しました。ホワイトハウスコックスはブライドルレザーで有名なブランドですが、私が購入したのは「ヴィンテージブライドルレザー」と呼ばれる皮革を使用したカードケースです。
ちょうど先日ホワイトハウスコックスが廃業するニュースを聞きつけたので、その内容にも触れつつヴィンテージブライドルレザーの経年変化の様子をお伝えしていこうと思います。
ホワイトハウスコックスが147年の歴史に幕!?
記事の内容によると1875年に創業した英国革製品ブランド「WHITEHOUSE COX(ホワイトハウスコックス)」は、2022年末を持って生産終了し147年の歴史に幕を閉じるとの事です。事業を他社へ譲渡するなどの予定は無いのでブランド自体が消滅してしまい、今後はホワイトハウスコックス製品を購入できなくなってしまうのが非常に残念な限りです。
廃業の理由としては、後継者がいない事などを理由に挙げられていますが、皮革製品を取り巻く環境も年々変わりつつある事や、職人による1つ1つ手作業で生産する工程などに限界がきていたのかもしれません。
2022年末までは生産を続けるという事なので、気になるアイテムは購入できなくなる前に買っておいた方がいいかもしれません。
ヴィンテージブライドルレザーのカードケースの経年変化
ヴィンテージブライドルレザーは革の鞣し工程で、オークバーク(樫の樹皮)のエキスを革に浸透させる工程を追加し約1年をかけて製造された皮革になります。この工程を行う事で通常の革よりコシが強く耐久性に富んだ皮革が出来上がります。染色はほとんど施さず、革本来の自然な風合いを活かした仕上げ方なので、革の持つ味わい深いエイジングの変化も楽しめる革となっています。
購入時
こちらが購入時(未使用)のカードケースの状態になっています。ヌメ革のような自然な風合いがヴィンテージブライドルレザーの特徴でもあります。
表にカードポケットが付いていたり内側も仕切りが付いているのでカードケースの用途として購入しましたが、最近はコンパクトな財布として使用しています。
約1年使用
使用開始から約1年が経過したホワイトハウスコックスのカードケースです。1年程度の使用では大きな経年変化は見られず、自然な風合いの仕上げなので購入当初と比べて色が濃くなったくらいの変化です。
もともとブライドルレザーは油分が多く含まれた皮革なので、まだこれと言った手入れは行っていません。革が乾燥してきたと感じた時や水に濡れてしまった時にブライドルレザー用のクリームで手入れしようと思います。
まとめ
ヴィンテージブライドルレザーを使用したホワイトハウスコックスのカードケースの経年変化の様子をお伝えさせていただきました。
ブライドルレザーは非常に堅牢な革なので、まだまだこれから5年10年と使い込んでいけそうなポテンシャルを兼ね備えたアイテムとなっています。ホワイトハウスコックスのブランド自体が消滅してしまうのは非常に悲しい事ですが、2022年末までは生産を継続しているので気になっている方は早めに手に入れる事をおすすめします。
コメント
ホワイトハウスコックスの事業廃止のニュースはその理由も含めて衝撃的でしたね。
ここのアイテムを所有したことはありませんが、革小物を購入する際は常に候補に入っていたので、今となっては少し後悔もあります。
タイミング的に買い替えるような物はありませんが、販売されているうちにメッシュベルトでも買おうかなと思いました。
だっちさん
コメントありがとうございます。
私も年末までに何か買おうか検討してます