記念すべき50回目の投稿です。2月末にはじめたブログも何だかんだ続いております。今まで続けているのも、偏にみなさまの「コメント」や「はてなスター」や「はてブ」などのリアクションに支えられております。
なるべく自己満足であったり独りよがりな投稿にならぬよう読んでくださっている読者の方のお役に立てるような情報などを発信できるように邁進していきたいと思いますので、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
はい、硬い話はこの辺にさせて頂きます。今日は先日購入したクロケット&ジョーンズのオードリーを長く履くためにソールに「トゥスチール」を付けてきました。
トゥスチールとは?
革靴のソールの先っちょに付ける金属の部品を、「 トゥスチール」や「ヴィンテージスチール」と言います。このトゥスチールはソールを削ったりして厚さ数mmの金属の部品を革靴のソールに取り付ける事によって、つま先が削れにくくなるなどの実用性と見た目がかっこいいというファッション性を兼ね備えています。
革靴を履く方が全員行う行為ではないので、やってみたいと思った方だけやればいいと思います。(笑)
トゥスチールを付けるタイミングは?
革靴のソールはつま先部分が一番削れやすい箇所になるので、トゥスチールを付けるタイミングは履き込む前に付けるのがベストです。
革靴を購入したらすぐ履きたい気持ちを抑えて、靴の修理屋さんに預けましょう。
「オードリー3」にトゥスチールを付けます
こちらが先日購入した「オードリー3」です。クロケット&ジョーンズの革靴には、2種類のラインが存在します。通常のラインが「メインコレクション」というラインで、その上位ラインが「ハンドグレードコレクション」になっています
私が購入した「オードリー3」は、「ハンドグレードコレクション」のものになります。ソールや革などの資材に最高級のものを使用し、製造工程をほとんど手作業で時間をかけて作っています。
せっかくいい革靴を買ったのだから、トゥスチールを付けていきたいと思います。
トゥスチールを付ける前のソール
こちらがトゥスチールを付ける前のソールの画像になります。このソールには「オークバークソール」や「半カラス仕上げ」など革靴好きには聞きなじみのある専門用語がふんだんに盛り込まれています。
オークバークソールとは?
オードリーのソールは、世界最高峰と名高いドイツのレンデンバッハ社のオークバークソールを使用しています。オークバークソールとは、ウィスキーの樽などにも使用される植物の樫を用いて鞣したソールのことで、非常に丈夫なことで有名です。
半カラス仕上げとは?
ソールに黒と茶もしくは白の2色で仕上げたソールのことを半カラス仕上げといいます。(ツートーンソールなどとも言います。)土踏まず部分のみを黒く塗装し足先部分は通常の茶色とすることによって、黒の塗装で床面を汚さないようにする配慮がされているようです。最近は見た目の良さで半カラス仕上げにしているブランドがほとんどだと思います。
トゥスチールを付けた後のソール
ソールにトゥスチールを付けていただきました。オードリーのソールは「オークバークソール」や「半カラス仕上げ」などこだわりが詰まったソールなので、ハーフラバーは張らずに最低限のトゥスチールのみで履きこもうと思います。
ソールを削りトゥスチールを付けているので、ソールの厚さは変わりません。
トゥスチールを付けるメリット・デメリットについて
購入した革靴にトゥスチールを付けてもらいました。数日履いてみた率直な感想を最後に紹介していきます。
トゥスチールを付けるメリット
- つま先の削れを防ぐ
- 見栄えが良い
革靴のつま先部分は削れやすくなっているので、ウェルトまで削れてしまう事を保護する意味でトゥスチールを付けます。革靴を長持ちさせる意味でも付けておくべきだと思います。もう1つのメリットは、かっこいいからです。(笑)
トゥスチールを付けるデメリット
- カチカチ金属音がする
- 雨などで水に濡れると錆びる
アスファルトの道路などを歩いてる際に若干地面とトゥスチールが接触する音が気になる人は気になるかもしれません。また、金属の部品になるので雨などで水に濡れると錆びてきてしまう恐れがありますが、基本的に雨の日はラバーソールの革靴を履くようにしているのでそこまで私は気にしません。
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