バイクのライディング用のブーツを買い足そうと思っており、ウエスコのジョブマスターと言うモデルやホワイツのスモークジャンパーなど編み上げのロガーブーツを検討していました。
ところがウエスコもホワイツも基本的にはオーダーで作るので納期が1年以上かかると言われたてしまいました。仕方なく既成のブーツを探す事に、そんな時に出会ったのが「安藤製靴」という日本の革靴メーカーです。
色々調べているときにSNSで安藤製靴の「JEREMY(ジェレミー)」というモデルを見たときに、「これだっ!」と思い錦糸町にある安藤製靴の直営店で試着し購入していました。
安藤製靴の「JEREMY 6th(ジェレミー)」というモデルを購入したので、特徴やサイズ感などを紹介していこうと思います。安藤製靴のブーツは、情報も少ない為これから購入を検討している方や国産の本格的なブーツを探されてる方の参考になればと思います。
安藤製靴とは!?
安藤製靴(あんどうせいか)は、1959年に東京の足立区で登山靴やスキー靴を製造する工場として設立します。登山靴やオフロードブーツなど全国の専門店へ卸したり、登山靴で有名な「Danner(ダナー)」やバイカー向けのライディングブーツを販売している「KADOYA」のOEM生産を行っているなど、技術力の高さが伺えます。
そして1998年には、東京の墨田区に直営店「ORIZIN(オリジン)」を開設し、卸メインから販売へ舵を切ります。
革靴やブーツなどのメーカーはある程度知っているつもりでしたが、安藤製靴という革靴メーカーを知ったのはお恥ずかしながらここ最近です。歴史は長いですが、有名ブランドのOEM生産など裏方的な役割を担っていたため、あまり認知されていませんが縫製や技術力は非常に高いメーカーです。
JEREMY(ジェレミー)をレビュー
ブランド | 安藤製靴 | ||||||
モデル | JEREMY 6th | ||||||
色 | BLACK | ||||||
革 | オイルドレザー | ||||||
サイズ | 25 1/2 |
私が購入したのはJEREMY 6th(ジェレミー)と言うモデルで、10ホール編み上げのロガーブーツとなっています。
フォルスタンとシューレース(黒と虎の2種類)とインソールが附属しており、フォルスタンを付け黒いシューレースではなく虎色に変更し履きはじめる事にしました。
JEREMYのディテールについて
安藤製靴の革靴はノルウェージャン製法という登山靴などで用いられる製法技術で作られています。
すくい縫いの糸がウェルトを突き抜けて表に見えているのも、この製法の特徴でもあります。また、フランスの革靴メーカー「パラブーツ」などもノルウェージャン製法で作られています。
ジェレミーは、ロガーブーツという木こり達の為に作られたブーツがデザインソースとなっています。その為、ハイトが高く着脱の際に脱ぎやすいようにプルループが付いてることが特徴です。
アッパーに使われている革は、イタリアのベスタ社のオイルドケベックレザーを使用しています。油分が多く含まれた牛革なので、日々のメンテナンスはブラッシング程度でも充分と店員の方もおっしゃっていました。
ソールはダブル―ソールとなっており、厚みがあり堅牢度が高い事が伺えます。
かかとは内側に美しく湾曲したデザインとなっています。この仕様はロガーヒールと呼ばれ、山の傾斜を確実にとらえる為にこういった形状になっています。
ソールはビブラムソールが貼られています。比較的ゴツゴツしすぎないビブラム430が装着されているので、武骨なワークブーツがちょっと苦手な方にも挑戦しやすいデザインとなっています。
バイクに乗る方はソールが厚すぎるとクラッチにつま先が突っ込み辛いですが、ジェレミーはソールが比較的薄いので、クラッチ操作もしやすいのがポイントです。
履き心地やサイズ感
安藤製靴 JEREMY 【サイズ:25 1/2】
錦糸町の直営店で試着し、25cmでも履けましたが捨て寸があまりなかったので余裕を見て25ハーフで購入しました。サイズが大きい分にはソールの調整で何とかなるので迷ったら大きめのサイズを選ぶことを推奨していました。
ジェレミーのアッパーの革は非常に分厚いので慣れるまでは足が痛くなるかと思いましたが、驚くほど速く足に馴染みストレスなく履けています。
参考までに私の足のサイズと履いているブーツのサイズを紹介しておきます。店舗へ足を運べず試着ができない場合などに参考になればと思います。
まとめ
安藤製靴のジェレミーを購入レビューさせていただきました。革質などは、ウエスコやホワイツなどの方がやや上ですが、国産のブランドなので日本人の足型にぴったりと合う履き心地や日本の職人によってハンドメイドで精巧に作られた縫製技術は安藤製靴に軍配が上がるのではないでしょうか。
オイルドレザー特有の経年変化なども履き込んでいき発信していきたいと思います。
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