スコッチグレインの革靴「匠シリーズ」購入。通常ラインとの違いは!?

革靴

先日、栃木県の佐野市にある「佐野プレミアムアウトレット」に行った際に、仕事用の革靴が欲しいなと思い「スコッチグレイン」にお邪魔してきました。

スコッチグレインにはアウトレット向けの「匠シリーズ」というラインあります。スコッチグレインの革靴は既に1足所有しているので、今回は匠シリーズの革靴を試着し購入してきました。

購入した革靴のレビューと通常ラインと匠シリーズの違いについて触れていこうと思います。

 

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SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)とは?

SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)とは、1964年に東京の墨田区で創業した革靴メーカー「ヒロカワ製靴」が展開するブランドです。スコッチグレインは東京都の墨田区に工場を構えており、日本の職人の手によって日本人の足に合った革靴を作っています。

革靴に使用される革にも一切の妥協がなく、国内のカーフレザーだけでなくフランスやドイツなどの高級な革を使った上位ラインなどもあり、革靴の初心者から上級者までかゆいところに手が届くようなブランドとなっています。

 

匠シリーズと通常ラインとの違いは!?

スコッチグレインの「匠シリーズ」とは、スコッチグレインのアウトレット店舗やファミリーセールなどでのみ販売しているラインとなっています。私は栃木県の佐野プレミアムアウトレットにて購入させていただきました。

匠シリーズとは、革に血筋と呼ばれる血管やトラと呼ばれるシワが入った革を使用する事で、通常よりも価格を抑えたアウトレット専売品となっています。

革靴を作る工程や資材は通常ラインも匠シリーズも同じ墨田区の工場で行っているので、血筋やシワなどが入った通常ラインでは使用できないと判断された革を使用する事や販売チャネルが限定されていることなどが匠シリーズと通常ラインの違いとなっています。

 

スコッチグレインの通常ラインの革靴は、国産レザー3万円前後~、海外レザー4万円前後~となっていますが、匠シリーズになると国産レザー2万円~、海外レザー3万円前後~となっており、匠シリーズは通常ラインよりも1万円程度お安く購入することができます。

 

購入したスコッチグレイン「匠シリーズ」の購入レビュー

ブランドSCOTCH GRAIN
品番HA-8048
サイズ24
カラーBL(黒)
ワイズEEE
素材カーフレザー(アノネイ社)

こちらが私が購入した「匠シリーズ」の革靴です。私が購入した価格は税込みで28,600円と3万円を切る価格でした。アノネイ社のカーフを使用し、ソールはレザーソールと非常にコストパフォーマンスに優れた革靴となっています。

こちらの革靴はトゥの部分にだけ穴飾り(ブローグ)が施されており「パンチドキャップトゥ」と呼びます。仕事で履くことを想定して比較的シンプルな内羽根式で黒色のパンチドキャップトゥの革靴を今回購入しました。

スコッチグレインの革靴を購入するとプラスチック製のシューツリーが付属してきます。木製のシューツリーの方が型崩れ防止には強いので木製のシューツリーに変更するつもりですが、革靴初心者の方やシューツリーなどにお金をかけたくない方には、非常にお得だと思います。

 

アッパーの革はフランスのアノネイ社のカーフレザーが使われています。生後まもない子牛の革を使っているので非常にキメが細かく軽くブラッシングしただけで十分ツヤがでており、今後履きこむことでどんなエイジングをしていくか今からわくわくしています。

「匠シリーズ」の革は、血筋やシワが入り正規品として使えないと判断した革を使用したアウトレット専売ラインですが、素人目には血筋やシワなど全く見分けがつかないくらいキメが細かいカーフレザーとなっています。有名タンナーのレザーを使用した革靴が3万円程度で買えるので「匠シリーズ」は非常におすすめです。

革靴のかかとの部分は程よくシェイプされており、かかとが小ぶりな日本人の足に馴染むような作りになっております。

スコッチグレインの革靴の踵(かかと)には、上の写真のように丸い穴が開いていますが不良品ではなくちゃんとした理由があります。

商品を製造する工程でアッパー(甲革)を木型(靴型)に合わせて釣り込むという作業を行っています。この際に、両足のかかとの深さを均等にするため、アッパーがズレないように木型に釘で固定します。このことによりズレを極限まで減らすことができ、より正確な製造を行うことができます。また、履き口に張りを持たせるためでもあります。
しかし一旦靴ができあがり、釘を抜いた後は穴が残ってしまいます。当社の製品はどのシリーズにも同様に左右とも小さな穴が開いております。プライスを付ける穴やキズと誤解されることもありますが、丁寧な製造工程の証しとなる穴です。

出典:https://scotchgrain.co.jp/faq/

スコッチグレインのHPによると、製造工程で空けた穴なので不良品ではないとの事です。

トゥ部分の削れやすい箇所にはゴムで補強された、トップゴムレザーソールという仕様になっています。革靴のつま先部分のソールは削れやすくなっているので、ソールを長持ちさせるためにトゥスチールやヴィンテージスチールと呼ばれる金属を付ける方もいらっしゃいます。私が所有しているレザーソールの革靴にはほとんど付けています。

トゥスチールやヴィンテージスチールを付けると2000円~3000円程度かかってしまうので、このトップゴムレザーソールは履きはじめる前の余計な出費は抑えられるので非常に経済的な革靴であることが伺えます。

まとめ

スコッチグレインの「匠シリーズ」の革靴の購入レビューと違いについて説明させていただきました。フランスのアノネイ社のカーフレザーを使用しているので、今後のエイジングが期待できそうです。経年変化の様子についてはこちら↓

 

匠シリーズをお求めになる場合は、お近くにアウトレットやファミリーセールなどで購入することができます。

今回紹介した革靴と同じ形の通常ラインの商品はこちらです。


この記事を書いた人
ちゃんべー

デニム・革靴・革小物など経年変化するアイテムの紹介に特化したファッションブログ「経年変化を嗜む」を運営する、北関東在住の30代会社員です。
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