【ブライドルレザー】グレンロイヤルとホワイトハウスコックスの財布徹底比較

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今回は私が所有している「グレンロイヤル」と「ホワイトハウスコックス」の財布の比較を行っていこうと思います。2つのブランドは共にイギリス発祥のブランドで、非常に堅牢な皮革「ブライドルレザー」を使用した革製品が有名ということもあり比較されることが多いと思います。

私はグレントイヤルとホワイトハウスコックスの財布を所有しているので、実際に使用した感想も踏まえて両ブランドのブライドルレザーの質感や財布の作りなどについて比較をしていこうと思います。

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ブライドルレザーとは?

今回比較するグレンロイヤルとホワイトハウスコックスの財布の革はブライドルレザーと呼ばれる非常に堅牢な革が使用されています。牛の革に蝋(ロウ)を何度も塗り込む事によって革の繊維が引き締まり非常に堅牢で硬い革がブライドルレザーの特長です。

ブライドルレザーはイギリスで昔から継承されている伝統的な皮革で、非常に堅牢で丈夫なことから馬具などに使われていた歴史があります。適切な手入れを行えば何十年と使用に耐えうる皮革となっています。

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蝋(ロウ)が塗り込まれた皮革なので、ブルームと呼ばれる白い粉が表面に浮き出てくることがあります。(上の写真のカードポケット部分)

革の内側に浸み込んだ蝋が革の表面に出てきただけなので、製品上問題はありません。気になる方はブラシなどでブラッシングしてあげるとより革に光沢感が出る経年変化も楽しめる革となっています。

グレンロイヤルとホワイトハウスコックスとは?

グレンロイヤルとホワイトハウスコックスは、同じイギリスの革製品ブランドなので比較されることも多いと思います。今回比較していく2ブランドを簡単に紹介していこうと思います。

ちなみに、イギリスとはイングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドからなる連合国家の事を指します。

GLENROYAL(グレンロイヤル)

GLENROYAL(グレンロイヤル)は、1975年スコットランドの中西部エア・シャー地域で創業した革製品を作るブランドです。ブランド名の「GLEN」はゲール語で「渓谷」を意味し、「ROYAL」は王室という意味を表しています。

Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)

Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)は、1875年イングランド北西部ウォルソールという町で創業しました。当時は、手綱や鞭などの馬具製品の生産からスタートしますが、今日では英国を代表する革小物を生産するブランドへと成長していきます。

イギリス2大革製品ブランドを比較

イギリス古参のホワイトハウスコックスと比較的新参のグレンロイヤルを比較していこうと思います。

革質について

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ブライドルレザーという非常に堅牢な革を使用しているので、耐久力はもちろんのことですが革独独の経年変化が楽しめる財布となっています。使用期間や革の色もあるので一概には言えませんが、グレンロイヤル(左写真)の方は、光沢感がありカードを入れている箇所が膨らんでおり独特の経年変化やモチモチとした革の表情が伺えます。ホワイトハウスコックス(右写真)は、ややマットな質感となっておりビジネスやフォーマルなシーンで活躍してくれそうな財布です。

革質に関しては好みが分かれるかもしれませんが、ブライドルレザー独特の光沢感の放ち方や経年変化を楽しむことができる皮革である点などから、個人的にはグレンロイヤルの革質が気に入っています。

財布の作りについて

財布の内側の四隅に余ってしまった余分な革を「寄せ」という技術でまとめており「菊寄せ」などと言ったりもします。グレンロイヤルとホワイトハウスコックスの財布を作っている職人の技術力の高さを見ていくに当たり、この菊寄せの処理の仕方を比較していこうと思います。

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グレンロイヤル(左写真)の財布の内側の隅は、素人目でも菊寄せの処理が甘く縫いが若干雑な感じがします。気にならない人は気にならないかと思いますが、寸分の狂いもない精確な商品が好みの方はちょっと気になるところかもしれません。

ホワイトハウスコックス(右写真)の隅は綺麗に処理がされています。財布の作りに関しては、菊寄せの処理の丁寧さであったりミシン縫いの精確さなど、寸分の狂いもない精密な物つくりを心掛けているホワイトハウスコックスが気に入っています。

価格帯について

マネークリップ(グレンロイヤル)と2つ折り財布(ホワイトハウスコックス)では、用途や収納力などが違い価格の比較はできない為、2つ折りの財布で価格帯を比較していこうと思います。

GLENROYAL(グレンロイヤル) 2つ折財布 

参考上代:37,400円(税込)

whitehouse cox(ホワイトハウスコックス)2つ折財布 

参考上代:37,400円(税込)

※2020年12月10日時点の公式HPによる参考上代を掲載しています。

2つ折りの財布の価格はほぼ同じ価格設定でした。価格帯に関しては、グレンロイヤルもホワイトハウスコックスも同じ価格帯の設定になっています。

まとめ

英国を代表する革製品ブランド「 グレンロイヤル」と「ホワイトハウスコックス」の財布を、これから購入を検討している方の手助けができればと思い比較を行っていきました。

  • 革質の良さ:グレンロイヤル
  • 作りの高さ:ホワイトハウスコックス
  • 価格帯:引き分け

ブライドルレザーの財布や革製品は適度な手入れを行えば長く愛用することができるアイテムです。経年変化も楽しめる財布となっているので、エイジングの状況なども随時お伝えしていければと思います。

この記事を書いた人
ちゃんべー

デニム・革靴・革小物など経年変化するアイテムの紹介に特化したファッションブログ「経年変化を嗜む」を運営する、北関東在住の30代会社員です。
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