インドネシアで創業した革靴ブランド「Jalansriwijaya(ジャランスリウァヤ)」の革靴は、ハンドソーンウェルテッド製法という高級革靴などにも使われている製法で作られています。このハンドソーンウェルテッド製法とは、職人が手作業で作るので大量生産が難しく価格が高くなる傾向がありますが、ジャランスリウァヤは3万円程度の価格で革靴を販売しており、コストパフォーマンスに優れた革靴などと評価されています。
そんなジャランスリウァヤの革靴を2年前の3月に購入し仕事などで履いてきました。実際に2年間履いてみた感想をこれから購入を検討されている方に向けて忖度無しにお伝えしていこうと思います。
ジャランスリウァヤの革靴
ブランド | Jalansriwijaya | ||||||
品番 | 98861 | ||||||
サイズ | 40 | ||||||
カラー | ブラック | ||||||
ラスト | 11120 | ||||||
素材 | カーフレザー | ||||||
価格 | 28,000円+税 |
私が購入したジャランスリウァヤの革靴は、グリーンレーベルの別注品でシンプルなストレートチップという形です。アッパーの革はフランスのデュプイ社のカーフレザーを使用しています。某イギリスの高級革靴などもデュプイ社から革を仕入れており、ジャランスリウァヤの革靴も一流のタンナーから革を仕入れています。
ジャランスリウァヤの革靴を2年履いた感想
2019年の3月頭に購入し主に仕事で着用してきました。2年経過したジャランスリウァヤの革靴の経年変化の様子と履いて感じた感想について触れていこうと思います。
履き心地について
ジャランスリウァヤの革靴は「ハンドソーンウェルテッド」という製法で職人が手作業で作っています。ハンドソーンウェルテッド製法は作業工程の中で革靴の中にコルクを敷き詰めて縫い合わせるので、履けば履く程コルクが沈み込み自分の足型に馴染んでいくので自分の足にフィットし快適な履き心地を得る事が出来ます。
購入当初はピタピタで購入しましたが、履いているうちに中のコルクが沈み今では若干緩く感じるようになりました。履いているうちに自分の足型に馴染んでいく感じなどは安い合皮の革靴などでは味わう事が出来ないので、非常に履き心地やフィット感は満足できるものとなっています。
革質は!?
革靴のアッパーに使われる革はフランスのデュプイ社のカーフレザーを使用していると謳っていますが、購入当初から非常に革が硬く着脱がし辛く革が馴染むまでに相当時間がかかりました。他の革靴と同様に定期的に靴クリームなどを入れてあげていますが、革質はやや乾燥気味でカーフレザー特有のモチモチとした質感が全くありません。
個人的に革質に関しては3万円の革靴のクオリティーかなと思います。6~7万円クラスの革靴のクオリティを求めずに革靴のエントリーモデルと思っておくと良いかもしれません。
耐久力は!?
左の写真は4年履いたユニオンインペリアルのダブルモンクストラップの写真ですが、クラックと呼ばれるひび割れが発生してしまっています。一方ジャランスリウァヤの革靴は半分の2年の履きこみで、仕事柄ダンボールや荷物を運ぶ機会もあり革靴が物に当たってしまう事など多々ありますがひび割れや大きな傷などは入っていません。
またハンドソーンウェルテッド製法で作られた革靴なので、革靴内に達する縫い目が無く雨などの侵入を防ぐ効果もあり、耐水性も高い事も特徴です。丈夫で多少の雨であれば気にせずガンガン履けるので、荷物を運ぶ機会もある私は非常に重宝している革靴です。
手入れのし易さは!?
他の革靴同様にステインリムーバーなどで余分な汚れを落としシュークリームを塗布していますが、光沢感などはあまり出ずにマットな仕上がりとなっています。
定期的にシュークリームなどで養分を入れていますが、革が硬く乾燥気味のせいなのかクリームがなかなか革へ浸透している感じがしないので正直手入れのし甲斐はあまりないのでちょっと個人的には残念なポイントです。
まとめ
Jalansriwijaya(ジャランスリウァヤ)の革靴を2年履いて感じた所感をお伝えさせていただきました。
- 履き心地:★★★☆☆
- 革質: ★★☆☆☆
- 耐久力: ★★★★☆
- 手入れ: ★★☆☆☆
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