こちらのブログではデニムの色落ち・経年変化について発信をしていますが、基本的に色落ち・経年変化をするデニムとは綿100%の生地を使用したデニムがほとんどです。
化学繊維ない時代のデニムは綿100%が当たり前でしたが、最近ではコスト面や機能面でポリウレタンなどの伸縮性に富んだ化繊が混紡されたデニムも最近では多くなってきてます。そんな伸縮性に富んだ化繊を混紡したストレッチデニムは、綿100%生地のデニムと同じように色落ちや経年変化が起こるのか?
今年の1月にユニクロのウルトラストレッチジーンズを購入し、約7ヵ月穿きこんだデニムの経年変化の様子をお伝えし、ストレッチが入ったデニムでも色落ち・経年変化を起こるのかを検証していこうと思います。
穿きこんだユニクロのストレッチデニム
モデル | ウルトラストレッチジーンズ | ||||||
カラー | 69(NAVY) | ||||||
素材 | 綿89%、ポリエステル7%、ポリウレタン4% |
今回穿き込んだデニムはユニクロの超人気商品「ウルトラストレッチジーンズ」です。ポリエステルとポリウレタンが混紡されており、生地が伸びるので履き心地が良く動き易いのが特徴です。
着用状況について


ユニクロのスーパーストレッチジーンズは私が穿き込んだ訳ではありませんが、私の妻が仕事の際に1日平均8時間程度で週3回の着用で約7ヵ月穿き込んだものになります。
- 穿き込み時間 : 約670時間
- 洗濯回数 : 約14回
- 乾燥機 : 0回
洗濯の頻度に関しては、ヒゲやアタリを付ける為に根性履きと呼ばれる極力洗わない穿き込み方などは行わずに、2~3回程度穿いたら家庭用の洗濯機で洗うというような形で行っていました。
約7カ月経過したデニムの経年変化について


2~3回穿いては1回洗濯していたので、ヒゲなどのアタリは全く見受けられません。


一番変化が顕著に表れたのは、内側のインシームの箇所のパッカリングのアタリです。色々なジーンズの色落ちやアタリを見てきましたが、この箇所に強くアタリが出るのは非常に珍しくないでしょうか。ストレッチデニムだからこのようなアタリが出るのかもしれません。
仕事柄膝をつく事もあるので、生地にテンションがかかる関係で色落ちではなくツルっとした生地感になっており光沢が出ています。ポリウレタンやポリエステルなどの化学繊維が混紡されているので、生地にテンションが加わり繊維が寝てしまうと起き上がる事ができないので光沢が出てしまいます。ストレッチデニムの弱点はテンションがかかる箇所は色落ちではなくテカってきてしまう所という事が分かりました。


膝裏のハチノス部分は、細身のデニムという事もありうっすらとハチノスのアタリが出てきています。ストレッチデニムでもうっすらとではありますが、色落ちが起こっている箇所も出てきています。
まとめ
穿き込み開始から約7ヵ月が経過したユニクロのスーパーストレッチジーンズの色落ちや経年変化の様子をお伝えさせていただきました。
今回穿き込みの様子をお伝えさせていただきましたが、ストレッチ素材は伸縮性や履き心地に優れていますが、デニムの経年変化や色落ちを楽しみたい方からすると十分に満足できないかもしれません。ストレッチデニムは綿100%のデニムとは違った経年変化をするので、ちょっと気分転換に穿いてみてもいいのではないでしょうか。
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