コードバン革靴の経年変化は?オールデンVチップ(54321)1年経過

革靴

アメリカの革靴「Alden(オールデン)」ですが、自分のファッションにはアメリカ寄りの武骨で男臭いバイブスは合わないと敬遠していましたが、革の宝石とも称されるコードバンを使用した革靴を履いてみたい好奇心に駆られ30歳の節目に誕生日プレゼントとして、オールデンのコードバンを使用した革靴を購入しました。

オールデンの革靴はトゥに装飾のないデザイン「プレーントゥ」や「ローファー」などが人気ですが、仕事などビジネスシーンで履くことも想定しあまりボリュームの出ない細身のシルエットの革靴を探していたところ、Vチップと呼ばれるデザインの革靴に出会う事が出来ました。

そんなオールデンのVチップ(54321)の革靴を1年履きこんだ経年変化の様子を今回はお伝えしていこうと思います。

 

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購入当時のオールデンVチップ(54321)

ブランドALDEN(オールデン)
モデル54321
素材コードバン
サイズUS7
カラー8(バーガンディー)
ラストモディファイド
ワイズD

1年履きこんだオールデンの革靴を紹介する前に、履きこむ前の写真を紹介させていただきます。オールデンのモディファイドラストを使用したVチップという形状の革靴(Lot.54321)を購入しました。まだ足を通していない新品の状態なので、履き皺も全く入っていない状態になります。

オールデンのプレーントゥ(990)とも迷いましたが、990はバリーラストが採用されており全体的に大きく武骨な雰囲気が自分のファッションとミスマッチだったので、比較的タイトなシルエットで吸い付くようなフィッティングのモディファイドラストを使用したVチップ(54321)を選びました。

友人曰く雨降った時に履くとシミなどが出やすく扱い辛いと脅されましたが、他のブランドにはない色味や光沢だったので、色は№8(バーガンディー)を迷わずを選びました。

コードバンを使用した革靴は初めてでしたので、購入当時はどんな履き込み方をしようかやどんな経年変化をしていくのだろうと期待に満ち溢れてました。

 

履き込み開始から1年経過したコードバン革靴の状態は?

こちらが履き込みから約1年が経過したオールデンのVチップです。コードバンの革が使われた革靴は初めての購入なので、どんな経年変化をしていくか非常に購入する前から気になっていました。

外的な経年変化は甲に履き皺がくっきりと入り、自分の足を包むように革が馴染んできたような印象です。1年程度の履きこみでは色味が濃くなったり、退色したりといった外的な色の経年変化はあまり見られていません。

履き始めの頃は保管時に表面に白い粉?のようなものが浮き出てきたりもしていましたが最近は浮き出てくることは無くなりました。もともとコードバンという皮革は油分が多いので革の内側の油分が表面に浮き出てきたのでしょうか?(詳しい方いたら教えて下さい)

 

甲の履き皺の入り方

カーフレザーを使用した革靴では、鏡面仕上げや光沢を出すために使用するワックスなどは芯地がある場所(トゥや踵など)に使用するのが一般的ですが、コードバンを使用した革靴は革靴全体に使用する事ができるので靴磨きなどを嗜む方は非常にやりがいのある皮革であることもコードバンが人気である所以です。

私は履き始める前に「皺入れ」を行ってから履き込んでいましたが、左側は比較的上手く皺入れができたのですが向かって右側は納得のいく皺入れができませんでした。皺入れの方法やプレメンテナンスの方法については過去の記事で紹介しているので、興味ある方はそちらもご覧ください。

 

オールデン54321 横からの眺め

1年程度履いているので、適度な反り返りと甲の履き皺によって革靴好きなら共感してくれると思いますが美しい曲線を描いています。コードバンの革靴はカーフの革靴とは違った光沢感がたまりません。

革靴全般に言える事ですが履きはじめた頃は革が馴染んでおらずソールの反り返りが悪くつま先が削れやすくなっているのでトゥスチールなどでつま先を補強する事をおすすめします。

 

ソールの状態は?

ソールにはつま先にトゥスチールを付けただけで、ラバーなどは張らずに履いています。経済面を考えるとハーフラバーにしてしまった方が、オールソールまでの時間を稼ぐことができるのでお得ですが、私は見た目重視なのでレザーソールのまま履いています。

以前「ソールモイスチャライザー」というレザーソール向けの栄養クリームで手入れの方法を紹介させていただきました。履きはじめの硬い状態の時に手入れしてあげると柔らかくなり履きやすくなりますし、1年に1回程度でもいいので手入れしてあげると事でソールの寿命を延ばすことができるので興味ある方は過去の記事を参考下さい。

 

まとめ

コードバンを使用した革靴「オールデン Vチップ」の1年履き込んだ経年変化の様子をお伝えさせていただきました。コードバンという皮革は雨などの水に弱く手入れも面倒なイメージですが、きちんと適切な手入れや履き込み方をすることによって独特の光沢を放つので今後も経年変化の様子を追い続けていこうと思います。

この記事を書いた人
ちゃんべー

デニム・革靴・革小物など経年変化するアイテムの紹介に特化したファッションブログ「経年変化を嗜む」を運営する、北関東在住の30代会社員です。
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