2018年の11月に購入したリゾルトのデニムが穿き込み開始から丸2年が経過しましたので、新品の状態と2年後の経年変化の様子を比較しながらお伝えしていこうと思います。



2年間穿き込んだリゾルト712の状況
まずは約2年間(24ヵ月)穿き込んだリゾルト712の着用や洗濯状況をお伝えいたします。
- 穿き込み日数:24ヵ月(週1着用)
- 穿き込み時間:約1440時間
- 洗濯回数:約21回
- 乾燥機:約7回
飽きっぽい私がよく2年間週1のペースでデニムを穿き込めたことに驚きです。なるべくリゾルトの林氏の推奨する洗い方(1回穿いたら、1回洗う)に近づけるため、3~4回程度穿いたら1回という頻度で洗濯を行っていました。
新品のリゾルトと2年穿き込んだリゾルトの比較
穿き込む前(新品状態)と2年間穿き込んだリゾルトの比較を行っていこうと思います。左側が穿き込む前、右側が2年間穿き込んだ状態です。(※新品の状態のリゾルトの画像が無かった為公式HPより画像を拝借しています。)
デニム全体(表)
穿き込み前
約2年穿き込み
穿き込む前のデニムと2年経過したデニムを並べてみました。全体的にインディゴの染料が落ち青みがかっています。旧式の織機で作られたデニムなので、ねじれが発生しており独特の雰囲気を醸し出しております。
デニム全体(裏)
穿き込み前
約2年穿き込み
表同様で全体的に青みがかった色落ちをしています。洗濯回数が多いので膝裏のハチノスのアタリは全く付いておりません。
フロント部分
穿き込み前
約2年穿き込み
ベルトループ付近やコインポケット付近のボコボコとしたパッカリングのアタリが出ています。穿き込み開始から洗わずにしっかりとクセが付くまで穿き込む事で綺麗なヒゲのアタリを付ける事ができますが、十分にクセが付く前に洗濯をしてしまったのでヒゲと呼ばれる股付近のアタリの付き方も薄めになっています。
バックポケット部分
穿き込み前
約2年穿き込み
デニムを着用しているときに座っている時間が多いので、おしりなどが座る面に接する箇所は全体的に色落ちが進んでいます。乾燥機に累計で7回程度かけているのでパッカリングのアタリもでています。
生地の質感
ヴィンテージのデニムなどに多く見られる色落ちに、「縦落ち」と呼ばれる生地に縦にすじが入るような色落ちをするような特徴があります。リゾルトもデニム生地を旧式の織機で作っており、ヴィンテージデニムのようなザラザラとしら縦落ちが表れています。
耳のアタリ
よくセルビッチデニムや耳付きデニムなど聞いたことはあるのではないでしょうか。「セルビッチ(耳)」とはデニム生地の端にほつれ止が施された生地を指し、この生地を用いて作られたデニムをセルビッチデニムなどと言います。
リゾルトのデニムもセルビッチが付いており、生地のセルビッチの跡がデニムの表に色落ちとして出てくるのもセルビッチデニムの醍醐味でもあります。生産効率の関係でセルビッチデニムは高級なイメージの象徴とされています。
まとめ
丸2年間週1ペースで穿き込んだリゾルトのデニムのエイジング状況を報告させていただきました。1つの区切りでもあるので、週1ペースでの穿き込みは終了致します。今後はウェアハウスのデニムとデンハムのデニムを交互に穿き込んでいこうと思います。
コメント
デニムの色落ち、いい趣味ですよね!
コロナが落ち着いたらA.P.C.のデニムを買いに行くのが最近の夢です。笑
サマタイさん
A.P.Cのデニムいいですよね!
生地が厚いのでこれからの時期に履き始めをおすすめします。私は夏に買って失敗しました。笑