- 古着やヴィンテージ品を買ったがちょっと匂いが気になる
- 古着やヴィンテージ特有の匂いがちょっと苦手
- 匂いを取る方法が知りたい
みなさんは古着やヴィンテージのアイテムで匂いが気になったことありますか?気にしない人は気にしないと思いますが、古着・ヴィンテージ特有のあの匂いが苦手な方もいらっしゃるのではないでしょうか。私は極度の潔癖症なので、匂いや状態を結構気にします。(笑)
先日古着屋で1950年前後のデッドストック(未使用のまま残っていたもの)の古着を購入しましたが、70年以上も前のものなので若干カビ臭い…
そんな古着特有の匂いを取る方法を私が実際に試した方法も交えて紹介していこうと思います。
古着・ヴィンテージ特有の匂いの原因は?
古着とは過去に誰かしらによって着用された事のある衣類を指します。比較的安価な値段で入手できることや、コーディネートの一部に取り入れる事でこなれ感を出す事が出来るので非常に人気です。
数十年前の古着や半世紀以上前のヴィンテージ古着などは、着用状況や保管状況によっては特有の匂いを放ちます。古着や古着屋特有の匂いが苦手な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな古着特有の匂いの原因は、前の所有者の汗や皮脂が繊維に浸み込み雑菌などが繁殖し匂いを放つようになる事や長期間保管されている過程で、保管環境によりカビやほこりなどが付着し匂いが発生しているなどの原因が考えられます。
私が購入した古着は、未使用で長期間保管されていたのでカビやほこりなどの雑菌の繁殖による匂いの発生ではないかと思われます。そこで古着特有の匂いを取るために行った方法を紹介していこうと思います。
古着特有の匂いを取る方法とは?
古着のアイテムの中でも、綿混などで洗えるアイテム(シャツ・ボトムスなど)とウール混で洗えないデリケートなアイテム(コート・ニットなど)があるので、洗える古着と洗えない古着で匂いの取り方を分けてみました。
- お湯に漬け込む
- 洗濯後に乾燥機にかける
- クリーニング屋へお願いする
- お香を焚く
- 天日干し
- 衣類用スプレーを使う
洗える古着の場合
1、お湯に漬けこみ
雑菌は熱に弱いので、60℃程度のお湯を張った容器に古着を入れて1時間近く放置してみました。梅雨の時期などに室内干しが多く、衣類に生乾きの臭いが付いた衣類はこの方法で匂いが解消されたので、古着にも応用できるかと思い実践してみました。
- 60℃程度のお湯に1時間付け置き
- 脱水を行い屋外で乾燥
【結果】表面に付着したほこりは多少落ちた感じがしましたが、カビ臭い匂いはほとんど取れませんでした。
生乾き臭い衣類はこの方法で匂いが取れましたが、70年以上も前の古着は強敵でそこまで匂いは改善されませんでした。サイズを縮めたくない方やデリケートな衣類の場合にはお湯に漬け込みする事をおすすめしますが、洗浄力は弱めになっています。
おすすめ度:☆☆
2、洗濯後に乾燥機にかける
M47パンツの生地は綿なので、丸洗いが可能です。乾燥機にかけて多少縮めたかったので、洗濯後にコインランドリーのガス乾燥機に入れてみました。家庭用の乾燥機ではなくコインランドリーのガス乾燥機に入れて高温で乾燥させるのがポイントです。
- 洗濯機で丸洗いを行い、脱水まで行う(通常コース)
- コインランドリーのガス乾燥機で乾燥させる(50分程度)
【結果】コインランドリーのガス乾燥機にかけたので、70年以上前の衣類が息を吹き返したかのようにふっくらとした仕上がりになりました。そして、カビ臭い匂いもほとんど気にならなくなりました。
乾燥機にかけられる衣類であれば古着特有の匂いは気にならなくなると思います。しかし衣類によっては、洗濯+乾燥後に数センチの縮みが生じる事があります。(私は意図的にサイズを下げる為に乾燥機に入れました。)
衣類を縮めたくない方やデリケートな衣類をお持ちの方は、乾燥機に入れる際は縮む可能性があることも視野に入れて行うことをおすすめします。
おすすめ度:☆☆☆☆☆
3、クリーニング屋へお願いする
洗濯機と乾燥機にかけると生地によっては、風合いが損なわれる事や縮みが生じる事があります。せっかく気に入っている古着の風合いが損なわれる事や縮みが生じ着れなくなってしまわない為に、デリケートな衣類や縮みなどが気になる方はクリーニング屋へご相談することをおすすめします。
クリーニング屋までいかなくても、自宅へクリーニングした商品を届けてくれる宅配クリーンングサービスがあるので紹介させていただきます。もちろん汗抜き加工や匂い取りの加工なども追加が可能です。
特長
- 全ての商品に抗菌洗浄加工付き(無料)
- かさばる衣類を最大9ヵ月保管してくれる
おすすめ度:☆☆☆☆☆☆
洗えない古着の場合
1.お香で香りをつける
よく古着屋へ行くとお香が焚かれているイメージがあったので、匂いを消す効果があるのかと思い実践してみました。使用したお香はガーネッシュのNo8を使用しました。
【結果】お香の香りがほんのり付きましたが、一時的なもので数時間後には古着特有の匂いになっていました。
おすすめ度:☆
2.天日干しを行う
コートやニット類は洗濯機では洗浄できないので、古着の生地に付着している雑菌を日光(紫外線)に当てて殺菌する方法を取ってみました。
手順
- 日が直接当たる場所に干す
- 丸一日天日干しを行う
古着で購入したフランス軍のモーターサイクルコート(M35)がこれまたカビ臭かったので天日干しを行った様子の写真です。
【結果】太陽の紫外線の殺菌作用によって、古着特有の匂いはだいぶ軽減されました。
外に干しておくだけなので非常にコストパフォーマンスが高い匂いの取り方ですので、まず匂いが気になったらこの方法を取ることをおすすめします。
おすすめ度:☆☆☆☆
3、衣類用スプレーを使う
次に紹介するのが衣類用の消臭スプレーを吹きかける方法です。比較的安価な値段で入手でき、様々な衣類に使えるので1本持っておいて損はないアイテムです。
特長
- 柿タンニン・茶葉エキス・サトウキビエキスの3つの消臭成分
- ジーノストーリアの香りがほんのり
【結果】スプレーを吹きかけてから天日干しを行ったところ、通常の天日干しより匂いが気にならなくなりました。
消臭スプレーだけで使うわけではなく、天日干しの前に吹きかけるだけで消臭力が増した感じがしたので天日干しとセットで行うと良いと思います。
おすすめ度:☆☆☆☆☆
まとめ
古着特有の匂いを取る方法を紹介していきました。古着の中でも洗える物や洗えない物があり、アイテムのコンディションや匂いの状況によってさまざまな方法を試していただけるといいと思います。
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