TCBジーンズの50s(Slim)を購入レビュー!サイズ感や仕様を紹介

デニム

岡山県倉敷市児島に縫製工場を構える新進気鋭のデニムブランド「TCB Jeans」

先日大型バイクを購入しバイクに乗る時用のジーンズを探していた時に、TCBジーンズと出会いました。試着せずに購入するのは怖いので、法事で大阪へ向かう途中の神戸に立ち寄り、TCBジーンズの取り扱いのある販売店にて試着し購入して参りました。

TCBジーンズのフラッグシップモデル「50’s」の細身シルエットタイプを購入したので、仕様やサイズ感について購入レビューさせていただきたいと思います。

 

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TCB Jeansとは?

出典:https://tcbjeans.stores.jp/

TCB Jeansは2007年岡山県児島市で他社製品のOEM生産する縫製工場として創業します。縫製工場として稼働しながらOEM生産で培った技術を武器に自社ブランド「TCB Jeans」を立ち上げ、SNSやWEBサイトなどを駆使し日本のみならず海外からも注目を集めるようになりました。

ブランド名の「TCB」には、「Taking Care of Business」の頭文字を取った意味と、「Two Cats Brand」の頭文字を取った2つの意味があります。「Taking Care of Business」は1960年~70年代のアメリカ映画などで使われていたスラングを指しています。もう1つの意味は、ブランド立ち上げ時に猫を2匹飼っていた事から「Two Cats Brand」になったと言われています。

 

ブランドのコンセプト

ただジーンズを作るのではなく、“ジーンズのある生活”を作る。

出典:http://tcbjeans.com/about

TCBジーンズのブランドのコンセプトは、1880年~1960年代の古き良きアメリカのライフスタイルや空気感を紐解き、着る事で気分が高まるような”ジーンズのある生活”を作る事を掲げています。

 

定番モデルラインナップ

TCBジーンズを語る上で、外せない定番モデルを3種類紹介させていただきます。

 

20’s

TCBジーンズの「20’s」は、Levi’s501XXの1922年モデルをベースに作られたモデルになります。TCBジーンズの20’sは、サスペンダーを付ける釦や尾錠などが付いており、ファッションとしてのジーンズよりも昔の労働着としてのジーンズ色が強いモデルとなっています。

糸は12.5オンスのメンフィス綿を使用しているので、ジーンズは青みの強いインディゴカラーとなっています。

 

S40’s

TCBジーンズの「S40’s」は、第二次世界大戦時の1940年代に生産された通称「大戦モデル」をベースに作られたモデルとなっています。戦争中のアメリカでは物資統制が行われ仕様の簡略化の義務付けられていた為、比翼ボタンは無地ドーナツボタンになっていたり、バックポケットのステッチも無くし、赤タブのブランド名は片面のみと大戦モデルにのみ見られるレアな仕様となっています。

実際のヴィンテージ品の糸を繊維レベルから解析し作り上げた14オンスの生地となっているので、荒々しい色落ちが期待できるジーンズとなっています。

 

50’s

TCBジーンズの「50’s」は、1950年代後半のLevi’s501XXをベースに作られたモデルとなっています。生地は肌馴染みの良いジンバブエコットンを旧式の織機で縫う事により自然なムラ感を出した13.5オンスのデニム生地を使用しています。太く短い色落ちが特徴的で、荒々しい経年変化が期待できる1本となっています。

50’sは、股上が深く裾に向かって若干テーパードがかかっていますが全体的にゆったりとしたシルエットとなっています。

 

TCBジーンズ Slim50’s

ブランドTCB Jeans
モデルSlim 50’s
インディゴ
状態ワンウォッシュ
生地ジンバブエコットン100%
オンス13.5オンス

私が購入した「slim 50’s」は、先ほど紹介した「50’s」の生地と縫製方法はそのままで股上を浅くし細身に仕上げたモデルとなっています。一度洗いにかけられた「ワンウォッシュ」の状態で販売しているので、洗濯・乾燥などによって大きな縮みは発生しないのではなでしょうか。

 

仕様について

13.5オンスのジンバブエコットンを使用したやや紺色が濃い生地を使用しています。ジンバブエコットンは、機械を使わずに手摘みで収穫を行う事で収穫時の損傷や不純物の混入が少なく、光沢と肌触りに優れた高品質なコットンです。

 

フロントはボタンフライになっており、ボタンは刻印入りの鉄で出来ているので穿いていくうちに経年変化が楽しめる仕様となっています。

ちなみに購入時に撮った写真ですが、鉄製のボタンは既に錆ています。ヴィンテージ感があって個人的に気に入っているポイントでもあります。

 

デニム生地を縫い合わせている糸は黄色とオレンジ色の糸が使われており、ベルトループ付近は黄色の糸でそれ以外の箇所はオレンジ色で縫われています。

 

バックポケットにはステッチが入っておらずシンプルなデザインとなっています。また、50’s slimは赤タブが付いていない仕様となっています。

革パッチはブランドのアイコンでもある2匹の猫が描かれた鹿革の革パッチが取り付けられています。

私が所有している「50’s slim」は赤タブが無く、「50’s」には赤タブは付いています。

 

サイズ感やシルエットは!?

170cm60kgの私が「TCB Jeans slim50’s」のサイズ30を穿いた着画になります。裾は長かったので4cmほどカットし2回ロールアップして穿いています。

ウエストもやや余裕があるくらいで、シルエットもスリムフィットモデルではありますが自然な細身シルエットになっておりどんな方でも穿けるモデルとなっています。

 

まとめ

最近SNSなどで話題になっているデニムブランド「TCB Jeans」の50’s slimというモデルを購入したので、紹介させていただきました。

 

TCB Jeans 50’s slimの主な特徴

  • 13.5オンスのジンバブエコットンを使用
  • 50年代後半のLevi’s501XXをベースに作られたモデル
  • 鉄製のボタンフライ仕様
  • バックポケットにはステッチと赤タブなし

 

平日はスーツを着用し仕事をしているので穿き込めるのは週末のみですが、気長に穿き込んでいき色落ちや経年変化について今後発信していければと思います。

穿き込みレポートはこちら
この記事を書いた人
ちゃんべー

デニム・革靴・革小物など経年変化するアイテムの紹介に特化したファッションブログ「経年変化を嗜む」を運営する、北関東在住の30代会社員です。
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