コードバンの革靴を検討している人におすすめしたい革靴7選

革靴

革靴に少しでも興味がある方は「コードバン」という皮革を聞いたことがあるのではないでしょうか?

通常革靴はカーフレザー(牛革)が使われるのが一般的ですが、カーフレザー以外にも様々な革が使われることがあります。カーフレザー以外の皮革で有名なのが、馬のお尻の革を使用したコードバンと呼ばれる皮革です。

コードバンはカーフレザーには無い光沢感や履き皺が魅力的で、革のダイヤモンドなどとも呼ばれいます。革靴に少しでも興味ある方は一度は履いてみたいと思うのではないでしょうか。

私自身コードバンの革靴を所有しているので、実際に履いてみたり試着した経験を踏まえてこれからコードバン革靴を検討している方へ7種類の革靴を紹介していこうと思います。

 

 

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コードバンとは?

コードバンとは、馬のお尻部分の革で「革のダイヤモンド」などとも呼ばれるくらい非常にキメが細かくなめらかでしっとりとした革質が特徴的です。また、コードバンは傷や汚れに強く手入れを定期的に行う事で一生使い続ける事が出来る程非常に丈夫な革となっています。馬一頭から採れる革の量が極めて少ないので、希少性が高く価格が高くなる傾向があります。

こちらの写真は私が所有しているコードバン皮革を使用したオールデンのVチップのモデルになります。コードバンの革は、新品の時の輝きはもちろんの事ながら使い込めば使い込むほど独特の光沢を放ち味わい深く経年変化していきます。また、コードバン革靴の履き皺も魅力的で自分だけのオリジナルな革靴へと育っていく魅力もあります。

コードバンの革を用いた革靴で有名な革靴ブランドはアメリカの「Alden(オールデン)」だと思いますが、オールデン以外にもコードバンの革を使用した革靴を作っているブランドはあるので紹介していいこうと思います。

 

コードバン革靴 おすすめ7選

私が個人的にコードバン革靴を検討している際に実際に迷ったコードバンの革靴を7種類紹介していきます。仕事でも履くことを想定しあまりにカジュアルな革靴は外しています。

 

Alden「990」

こちらはアメリカの革靴ブランドAlden(オールデン)のプレーントゥ(990)と呼ばれるつま先に装飾がないディテールの革靴です。オールデンでも有名なモデルで、コードバンの革靴を検討している方はこちらのモデルを検討されている方も多いのではないでしょうか。私も最後の最後まで990は迷っていました。

つま先に装飾が無くコードバンが贅沢に使われているので、コードバンの革靴特有の皺が大きく入る事が最大の魅力でもあります。バリーラストと呼ばれる万人に合うように大きめに作られたラスト(木型)を採用した革靴となっており、全体的に丸くぽてっとしたアメリカらしさが前面に出たシルエットになっています。

 

Alden「54321」

オールデンのコードバン革靴でおすすめしたいモデルがVチップの「54321」です。トゥ(つま先)のモカシン縫いが「V」字に似ている事から、Vチップと呼ばれるようになりました。
オールデンのVチップのラスト(木型)はモディファイドラストが採用されており、土踏まず部分がくの字にくびれている事によって土踏まずをぐっと押し上げてぎゅっと足に吸い付くようなフィット感を得る事が出来る革靴となっており、このアーチサポートによって長時間履いていても疲れない革靴となっています。

実際に私自身もこちらの革靴は所有しており、仕事でもプライベートでも履き込んでいます。気になる方は過去の記事をご覧ください。

 

Paraboot 「Avignon(アヴィニョン)」

フランスの革靴ブランド「Paraboot(パラブーツ)」の「Avignon(アヴィニョン)」というモデルでもコードバンを使用した革靴があります。通常のモデルはリスレザーと呼ばれる油分の多い革を使用しているので雨など天候の変化に強い革靴となっています。

アヴィニョンは先ほど紹介させていただいたオールデンのVチップ(54321)と同じで、トゥにV字のモカシン縫いが施されたディテールとなっています。同じVチップの革靴でも国が違うと雰囲気がだいぶ変わってくるのも革靴の思い白いところでもあります。

 

Paraboot「CHAMBORD(シャンボード)」

フランスの革靴ブランド「Paraboots(パラブーツ)」の人気モデル「CHAMBORD(シャンボード)」にも、コードバン皮革を使用した革靴があります。トゥ(つま先)のモカ縫いに縦の縫い目が入っていない形状なので「Uチップ」と呼ばれています。

ビジネスシーンで履く方よりもカジュアルなシーンで履く方が多いシャンボードだと思いますが、短めの丈のデニムと合わせたりチノパンなどに合わせたりとスニーカーだとカジュアルすぎてしまう場合などに活躍してくれる革靴となっています。

 

Crokett&Jones「CAVENDISH(キャベンディッシュ)」

イギリスの革靴ブランド「Crokett&Jones(クロケット&ジョーンズ)」もコードバンを使用した革靴がラインナップされています。タッセルローファーと呼ばれる甲の所に飾りが付いたモデル「キャベンディッシュ」です。

クロケット&ジョーンズのキャベンディッシュはシャープで程よく丸みを帯びたトゥなどが英国の雰囲気を醸し出しており、ジャケパンスタイルなどに合わせられるようにすっきりとしたシルエットの革靴となっています。

キャベンディッシュには、コードバン皮革以外にもアッパーにカーフやスエードなど様々な革が使われたモデルがラインナップされてるので、自分の気に入った革靴が見つかるのではないでしょうか。

 

BERWICK「プレーントゥ」

スペイン南東部のアルマンサで創業した革靴ブランド「BERWICK(バーウィック)」にもコードバンの革が使われたモデルがラインナップされています。通常のカーフレザーが使用したモデルが3万円前半からという比較的お求めやすい価格帯かつ精巧な作りが評価されているブランドでもあります。
今まで紹介してきたコードバン革靴は10万円を超える価格帯の物がほとんどでしたが、コードバンを使用したバーウィックの革靴は10万円を下回る価格というのも非常に良心的です。ホーウィン社のコードバンではなくアルゼンチン産のコードバンを使用しているので、比較的に安価に抑える事が出来ているのかもしれません。

Jalan Sriwijaya「プレーントゥ」

インドネシア発祥の革靴ブランド「Jalan Sriwijaya(ジャランスリウァヤ)」にもコードバン皮革を使用したモデルがラインナップされています。さらに特徴的なのは、ブラック・バーガンディ・ダークブラウンとコードバン皮革の色が3種類もラインナップされています。ダークブラウンは他のブランドでもなかなかお目にかかる機会が少ないレアカラーとなっているので個人的に気になっています。
ジャランスリウァヤもカーフレザーを使用した通常のモデルは3万円前半からのラインナップとなっており、品質と価格のバランスが良くコストパフォーマンスに優れたブランドとしても有名です。コードバン皮革を使用したモデルも10万円を下回る価格設定となっているので、個人的にコードバン革靴2足目にしようか絶賛迷い中でもあります。

 

まとめ

コードバン革靴を検討している方向けに、おすすめの革靴を7種類紹介させていただきました。

私自身も1足所有しており、カーフレザーを使用した革靴とは違った雰囲気や経年変化が魅力的なので、革靴が好きな方は1足持っておいて損は無いと思います。コードバン革靴の経年変化については下記の記事をご覧ください。

 

各ブランド毎のまとめについて

  • オールデン:コードバン革靴の王道と言えばオールデン 迷ったらオールデン
  • パラブーツ・クロケット&ジョーンズ:既にコードバン革靴を所有しており、他と違ったモデルが欲しい方向け
  • バーウィック・ジャランスリウァヤ:とにかくコードバン革靴の世界観に触れたい方向けのエントリーモデル

 

通常のカーフレザーを使用した革靴とは手入れの方法が少し違うので、実際に購入されて手入れやメンテナンスの方法を知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

この記事を書いた人
ちゃんべー

デニム・革靴・革小物など経年変化するアイテムの紹介に特化したファッションブログ「経年変化を嗜む」を運営する、北関東在住の30代会社員です。
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